同志社大学体育会ヨット部

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活動報告

活動報告

2018
12/18
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2018/12/18 Tuesday

9月4日、第19回OXFORD大学国際定期戦のためOXFORD大学ヨット部の学生9名が英国から来日しました。平成元年に始まった本定期戦は英国開催、日本開催、休みの三周期で行われており、本年度は日本開催でした。9月3日から12日の期間中、同志社大学体育会ヨット部はOXFORD大学ヨット部の学生を各々の家庭にホームステイとして受け入れ、寝食をともにし、レースや観光交流を行いました。OXFORDメンバーでたくさんの相談をし、どうしたら楽しんでもらえるかを考えました。残念ながら、予想外の台風なとで予定が崩れたこともありましたが、一人暮らしワンルームの家で共に過ごしたことでより一層お互いのことを知れたのではないかと思います。

本定期戦は文武両道でOXFORD大学とともに過ごす中で彼らの良さを学ぶ機会でもあり、これから社会へ出る大学生としての私たちが人間力を高める場となりました。定期戦期間中は、レースはもちろん、京都・大阪・奈良観光や浴衣体験などを始めとした日本文化と触れ合う機会、また同志社大学学長訪問やフェアウェルパーティーなどフォーマルなイベントも行われました。その中で1番印象的なのはフェアウェルパーティーでのスピーチです。OXFORDメンバーで話し合い決めたことでした。しかし、私はスピーチ反対派でした。なぜなら、人前で喋るのが恥ずかしいこともあり、また自分の感想をみんなの前で言ってもどうにもならないと思っていたからです。しかし、人間は言葉にしないと伝わないないこともあり、実際スピーチをしたことで自分の成長を感じたとともにOXFORD生に感謝を伝えられたのではないかと思っております。

とても密度の濃い10日間となりました。同志社大学体育会ヨット部でなければOXFORD生とは一生出会えてなかったかもしれません。部活動に感謝し、出会えたことに感謝し、またこのような国際定期戦を続けて来てくださった鯨会の皆様、ご支援してくださった鯨会の皆様に感謝申し上げます。

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2018/12/18 Tuesday

今回のオックスフォード大学との定期戦を私は本当に楽しみにしていた。世界最高峰の大学の生徒と共に生活ができること、様々なことを議論出来ることなど自分が1人の人間として成長することができると考えていたからだ。しかし、本当に残念なことに私がホストするはずだったサムは体調不良の為くることができなくなってしまった。ホストをできなくなったことは本当に残念であったが幸いなことに私は小学生の頃アメリカに住んでいたこともあり通訳としてオックスフォードの生徒達と共に行動することができた。自分自身がホストとならなかったためみんなと仲良くなれるのか、うまく溶け込めるのかが不安だったが彼らはそんなこと全く気にせず気さくに話してくれた。

ホストを出来なく残念な反面他の誰とも違う通訳だったからこそ学べたことが多くあったことは間違いない。その1つが多くの会話の架け橋になれたことだ。オックスフォード生と多く関わるチャンスが出来たことはもちろん、今まで多く関わることができなかった先輩方とも関わることができた。入部して半年、まだまだヨットの知識も先輩方の事もよく知らない私にとって自分にとってとても実りのある時間になったことを確信できる。私は彼らとヨットに乗る事や共にレースすることはできなかったが彼らにとって全く乗ったことのない艇種であるスナイプのクルーワークを英語で教えたりと自分にとってもスナイプの理解を深めることができた。

また多くオックスフォード生と会話する事で彼らがいかに好奇心が旺盛で、日本の文化や私たちの生活スタイルの事を多く質問して来た事が印象に残っている。彼らの中には日本のエチケットに関する本を持ち歩いてる生徒もいた。このような探究心は私たちがヨット向けなければならないのと同じなのだと考えさせられた。

今回の定期戦が実現し、このような素晴らしいものになったのは本当に多くのご支援やご協力をいただけたからだと考えております。ご支援、ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。このような素晴らしい定期戦に携われた事を本当に光栄に思あと共にこれからこの定期戦が続いて行く事を願っています。

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2018/12/18 Tuesday

彼らと出会う前、世界で最も賢いオックスフォードの彼らに、心なしか不安を抱えている自分がいた。世界一の学生にかないっこない、バカにされるのではないだろうか。心のどこかでそう考えていた。

彼らと出会って、いつの間にかたわいもない話で盛り上がったり、彼らがユニバーサルスタジオジャパンのハリーポッターのアトラクションにはしゃぐ姿を見たりするうちに、私の心配はちっぽけで、無駄なものだったとすぐにわかった。文化が違っても、世界一の大学に通っていたとしても、やはり彼らは私たちと同世代の学生なのだなあと感じた。

しかし、同時に、彼らと私には大きな違いがあると痛感した。それは、今自分がやるべきことを彼らは常に理解しているということだった。一見すると楽しく友達同士で笑い合い、時には小さい子でもわかるゲームで遊んでいるような彼らでも、たちまち勉強となると眼の色が変わっていた。忙しい中でも時間を見つけ出し、読書をする。しかし遊びは誰よりも全力。そんな彼らの切り替えの上手さには圧倒され、間違いなくその力は世界一だった。私がホストファミリーとして受け入れたRosieは大学で歴史を学んでいるという。なぜ勉強するのか。誰でも一度は悩まされたであろう疑問であるが、大学で歴史を学ぶ彼女は「歴史の知識自体は将来の仕事に直結しないけれど、問題提起し、解決していくプロセスこそが大切」と言っていた。彼女のことばにはとてつもない説得力があって、成績ばかりに目を取られていた私はとても耳が痛かった。普段の勉学から知識を深めることだけでなく、今持っている知識をどう活かしてどう問題を解決していくのか、常にそのことを考えていれば、セーリングをする上でも間違いなく役に立つだろう。

私は大学に入り、ヨットを始めたが、やはりインカレで優勝する為には小さな頃からヨットに乗っていた選手と同じステージで闘う必要がある。4年間という限られた時間の中で、質の高い練習をし、反省と改善を繰り返し、今持てる力をどう発揮するのかを工夫し誰よりも賢くセーリングをしたい。そしてまた、2年後にあるオックスフォード定期戦ではもっともっと成長し、自信をもって彼らと再会したい。それまでの日々が充実していたと言えるように過ごしていきたい。

この1週間で学んだことは今後の人生に大きな影響をもたらした。このような素晴らしい交流ができるのは、これまでの先輩方がオックスフォード大学との関係を築いてくださった賜物である。未来の世代にもこの交流を経験してもらえるように、また今の世代の私たちとオックスフォード大学ヨット部がこれまでの素晴らしい交流の1ページとなれるよう、今後とも彼らとの友好関係を築いていきたい。

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2018/12/18 Tuesday

Oxford大学との交流はとても貴重な経験でした。ホームステイの受け入れをして英語でコミュニケーションをとることも、同世代の外国人とこんなにも長い間一緒に過ごすことも、私は初めての出来事でした。最初は意思疎通できるか、など不安もありましたが一緒に過ごしているうちにそのような不安はなくなりました。

初日の合流のときに先輩方とOxford大学の学生が再会できたことを喜び、ハグしている光景を見て驚きました。前回の交流でこんなにも仲が深まり、再会を本当に喜んでいる姿から、毎年続いているこの交流の凄さを早速感じることができました。私がホームステイの受け入れをした学生は、3歳年上のとても元気な方でした。会話の内容が理解できなければ、噛み砕いて話してくれたり、私と話すときはゆっくりと話してくれたり、そのような気遣いがあったおかげで様々な話ができました。一緒に過ごしているうちに打ち解け、他愛もない会話もできました。彼女は走ることが好きだということで、鴨川でランニングをしました。景色の良い場所でランニングをし、とても喜んでくれました。彼女が喜んでくれた姿を見て私も提案して良かった、と思うと同時に喜んでもらうことはとても嬉しいことだと感じました。おもてなしの精神は身近なところに潜んでいると感じました。また、彼女は大学に何のために行っているのかなど普段私たちが友達とはしないような話をしてくれました。そこまで考えて大学に行き、生活していることが彼女の大学生活をより豊かにしているのだと感じました。そして自分がどうなのか聞かれたときに明確な答えが出せなかったことが残念でした。何を目的としてその行動をするのか考えることできっと学べることも変わるのだろうと思いました。

観光では、全員が合流し、Oxford大学の学生は毎日移動中などずっと話しておられました。京都で着物を着て観光するなど日本らしいことをとても楽しんでくれました。また、イギリスの文化にはないカラオケは本当に盛り上がりました。他国の文化に触れることは自分の視野を広げさせてくれたり、新しい考え方を見つけさせてくれたり、自分の成長に繋がることだと思いました。

定期戦はOxford大学では普段乗られていないスナイプ級で行われましたが、陸での動作練習など積極的にされていたことが印象的でした。艇庫では他の学生ともたくさん交流をしていました。観光やレースや艇庫での生活など様々な場面で一緒に過ごしたことで私たちはOxford大学の学生から学ぶことができ、Oxford大学の方にも気付きがあり、このようにしてこれまで交流が続いてきたのだと考えました。この機会を与えてくださったことを本当に感謝しています。この素晴らしい交流がこれからもずっと続いてほしいと感じました。

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2018/12/18 Tuesday

この度,オックスフォード大学との定期戦に際して,彼らのホストをさせていただきました。

10日間,T.X.(Tiarnan Finneyの通称です。)という私と同い年の19歳の学生と,一つ屋根の下で寝食を共にするなかで様々なことを感じることができました。初対面の人といきなり10日間を過ごすというだけでも,私にとってはなかなかハードなことでしたが,ましてそれが持っている言語も文化も異なる外国人であったのでなおさらでした。それでも,T.X.はとても優しく接してくれ,気も遣ってくれていたのでお互い気持ち良く過ごすことができました。コミュニケーションツールとして英語しかないなか,正直二割程度しか正確に聞き取ることはできませんでしたが,彼が分かりやすい単語に言い換えてくれたり,何度も言い直してくれたりと協力してくれたので,互いの国のことやヨットのこと,文化のことなど様々な会話を通してお互いの素性を深く知り合えることができたと思います。私が下宿生ということもあり,八畳一間という限られたスペースで過ごした濃密な10日間はとても有意義なものとなり,価値観を含め自分の人間的な面が大きく成長したことを実感しました。

生活を共にして,自由きままな行動をよく目にしましたが,それでもオックスフォードの全員がやるべきことはきっちり終わらせていました。将来設計もしっかり立てられていて,一見自由奔放そうに見えても常に先を見据えて行動していて見習うべき点を多々感じました。

国際交流という経験がほとんどなく,ただ漠然としたイメージでしかなかったですが,今回の機会を得て気づいたことは,結局人と人の関係であるということでした。表情,身ぶり手ぶりがあれば大枠は理解しあえるわけであり,時の経過とともに互いに気付き合う面も増えていくものでした。ただ,言語という壁は大きくありのままの思いを理解することはできませんでした。ニュアンスという言葉の概念的な要素をつかまないと会話の先には進めないということも新たな発見でした。全体を通して,今回の交流が自分の人生に多大な影響が与えられたと感じられる最高のものとなりました。

 今回の定期戦実施にあたり,同志社大学関係者の皆様,鯨会の皆様,同志社大学体育会ヨット部関係者の皆様にはとても感謝しています。ありがとうございました。

私は、実家が艇庫に近く、ホームステイの受け入れに都合が良いという単純な理由から今回の交流メンバーとなりました。しかし、交流を通して多くのことを学び、沢山の刺激を受けることができたので、参加できて良かったと強く感じています。

最初は満足に英語を話すこともできず、常に共に行動することに気まずさと窮屈さを感じることもありました。初日の車内ではペアの学生とお互いに無言だったことを覚えています。しかし、少しずつでも話してみると、ヨット部としての活動内容だけでなく食事や習慣、多岐に渡ってたくさんの違いがあることが分かりました。オックスフォードの学生は自国とは異なる日本の文化に積極的に取り組む姿勢を持っていて、知りたい、やってみたいという彼らの意欲には驚かされました。能動的に行動することはヨット部の活動でも非常に重要なものだと思います。いろんな情報を吸収し実践しようとする姿勢を、彼らと一緒に過ごすことで密に学んだ交流メンバーが、他の部員にも伝えていければと考えています。

また、人種も言語も違う学生と交流し、違いを受け入れて仲を深められたことは、今後のヨット部での生活にも活きてくると思います。ヨット部内では人種や言語、生活環境は同じですが、全員が全く同じ考え方を持っているわけではありません。共に共同生活を送るからこそ、意見がぶつかり合うこともあります。しかし、互いに違いを理解し合えば、より良い活動を生み出すことができ、更にヨット部を良くしていけるのではないでしょうか。オックスフォードの学生達には日本のような上下関係はなく、各々が自分の意見を持ち発言していました。下級生であると同時に上級生でもある三回生の私は、先輩方にただついていくのではなく、自分の意見を持ち、また下級生が意見を出しやすい部にしていきたいと感じました。オックスフォードとの交流期間は通常の合宿に参加できず別行動をしていたので、交流メンバーではない部員には負担をかけてしまいましたが、その分学んだ事をしっかりと還元していきたいと考えています。

遠く離れたイギリスのオックスフォード大学との交流は、事務的にも金銭的にも沢山の困難があると思います。しかし障害がある中で今回で30年という長い歴史が続いているのは、沢山の方々の御支援があるからだと感じています。これまで交流を続けるにあたって御協力頂いた方々への感謝と尊敬の念は計り知れません。有意義な経験を得たことに感謝すると共に、後輩にもオックスフォード大学との交流を通じて沢山のことを学んでもらうために、私自身も交流の継続に取り組みたいと思います。

私は昨年に引き続いてオックスフォード大学との交流に参加しました。2回目ということもあり、初めて参加するメンバーとは違い、友人を迎え入れるという、ややリラックスした状態でこの交流に望むことが出来ました。ですが、京都駅で再会をし、食事会を開き、会話をしていくうちに、リラックスした状態からどんどん緊張していく自分がいました。何故かと言うと、英語がままならない私が10日間ワンルームの部屋でオックスフォード大学の学生と過ごし、しっかりとしたおもてなしを行わないといけないと思っていってしまい、どんどん緊張していってしまいました。 そんなこんなで10日間共に過ごして、やはり、私達とは違った考え方を持っていて、私達が見習うべき点が見えてきました。ここからは、私が感じたことを述べて行きたいと思います。

まず、定期戦では結果から言いますと勝つことが出来ました。イギリスとは形式の異なるフリートレース、艇種、環境で我々のホームというところもあり、オックスフォード大学の学生にとっては難しかったのではないかと思います。彼らに今回乗るスナイプの仕組みなどを教えたのですが、彼らはすぐに仕組みを理解していました。実際に海上練習を行うと、どんどん船をコントロールしていき、スタートをジャストで切るなど、その対応力には驚かされました。

観光では京都の嵐山、日清カップヌードル工場、奈良公園、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きました。去年、私達がしてもらったように観光地について色々説明しました。拙い英語とボディランゲージを駆使して一所懸命伝えました。普段必死で英語で説明するということはしないので、この10日間は非常に英語力、トーク力を鍛えられた期間にもなりました。

今回の交流を通してオックスフォードの学生に対して思ったことは、彼らの日本という国を理解しようとする探究心、日本文化に対応していこうとする対応力が非常に高かったということです。それは観光をしている場面、ヨットをしている場面、全ての場面で見ることが出来ました。例えば今回の期間中、食事の時はお箸を使う場面がほとんどでした。やはり、最初は、上手く使えてなかったのですが、使っていくうちにどんどん上手になっていきました。そのため、最後別れる際、お土産にはお箸を渡しました。他には私のパートナーであったマシューは歴史が大好きでした。そのため、奈良公園に行った際にはとても興奮していて、「あの大仏はなんで半目なの?」「あの手の構え方には意味があるの?」と色々質問してきました。私もそこまで詳しくはないので、説明書きを読んで、伝えました。この疑問に感じたことは納得するまで聞くという姿勢が私にはまだまだ足りないことなので、この姿勢は真似しようと思いました。最後にオックスフォード大学の学生と私達で1番考え方が異なっていたのは、やはり時間に対する考え方です。普段、時間厳守を原則としている私達にとって、1日1日のスケジュールは分刻み細かいものです。「明日の予定はこんな感じ」だとスケジュールを見せると、「こんなに細かく考えていて、凄いね」と感心していました。

去年イギリスに行った際に、彼らはすごく時間に対してルーズでした。予定がころころ変更されたり、時間が決まっていなかったり、時間厳守で行動している私たちにとっては理解し難いことでした。しかし、見方を変えれば、オックスフォードの学生は変化していく状況に柔軟に対応していける力があるということです。今回の交流でも、電車移動の際には、本を開いて勉強していたり、ネットを開いて調べ物をしていました。このように、その場の状況に合わせる対応力は見習わないといけないと感じました。

最後にこの交流を支援していただいた同志社大学体育会ヨット部鯨会の皆様、誠にありがとうございました。 

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2018/12/18 Tuesday

今回のオックスフォード定期戦では色々なことが経験できて、多くの事を学ばさせていただきました。私は当初は英語が苦手で話すことができないと思い、ホームスティのホストとして受け入れないつもりでした。しかし、受け入れる人の人数が1人足りないということだったので、コミュニケーションが取れるか不安だったものの、良い経験になると言われたので受け入れることにしました。一生に一度の経験になり、この先ずっと忘れることのない思い出になりました。

定期戦では結果から言いますと勝つことができました。アウェーで乗っている艇種が違うということもあり、オックスフォードの学生にとっては難しかったのではないかと思います。彼らに今回の定期戦で使うスナイプのことを教えたのですが、彼らは賢いためすぐに理解することができました。練習の時、オックスフォードの学生の練習に着いたのですが、ヨットを小さい頃からやっている人たちなのでとても上達が早かったです。スタートに関しましてはジャストでスタートラインをきるなど、私自身見習うことばかりでした。

観光では、京都の伝統的な嵐山や、日清のカップヌードル工場、奈良公園、ユニバーサルスタジオジャパンに行きました。普段人に観光地を案内する経験が無いため、どう説明をしたら良いのかわからなく、それだけではなく、英語で説明をしなくてはならないという状況に困惑していました。それでも必死に知っている単語とボディーランゲージを使い説明しました。ここで分かったのですが必死にボディーランゲージを使うと伝わることが分かりました。楽しい時間はあっという間に過ぎると思いました。

今回の定期戦で、世界一の大学と称されるオックスフォードの学生と一週間過ごし、色々な刺激を受けることができました。また同時に自分の英語力の低さに痛感させられました。

彼らはやはり世界一の学生であると感じた時がありました。初日に伏見稲荷神社の観光を予定していたのですが、台風の影響で自宅で一日を過ごすことになりました。そこで私は一日中何をしようかと考えた結果、映画を見ることにしました。私は拙い英語で何の映画が見たいかを聞きました。すると彼は「映画は大丈夫、読みたい本があるから」と言って本を取り出しました。その本はフランス文学の詩集でした。僕はこの時思いました。日本に来ているのに勉強するなんてやっぱり、彼らは賢いと感じました。あと彼らは何にでもチャレンジしようとするのです。ご飯を食べる時のことですが、彼らはスプーンやフォークを用意してもお箸で食べようと頑張っていました。僕はそんな彼にお箸をお土産にあげました。他には日本語を教えて欲しいと何度も聞かれたりしました。そんな彼らを見て、自分も何にでもチャレンジしようとする気持ちが必要だと学ぶことができました。今の世の中はグローバルになっているので、これを機に英語を勉強していきたいと思います。最後にこのような国際定期戦を支援していただいた同志社体育会ヨット部鯨会の皆様方に厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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2018/12/18 Tuesday

私は海でセーリングをしている時に、ふと思うことがある。それは、「この水平線の先には何が、そしてどんな光景が広がっているのだろう。このままヨットで進んでいってその先の景色を自分の目で見てみたい」ということだ。かつては坂本龍馬も、桂浜から見える海を見てそんなことを思ったのだろうかと、歴史上の偉人に想いを馳せてみたりもする。さて今回我々は、そんな水平線のはるか先にあるイギリス、オックスフォード大学から精鋭9名を迎え入れた。彼らと過ごした10日間は、私の人生において最も充実した時間であることは間違いなく、そのすべてをここに記述すると、終わりが見えない。したがってここでは、10日間彼らと過ごして学んだこと、考えたことの中から最も重要なことだと感じたことを中心に記していきたい。まず、私はこの交流を迎えるにあたってある1つの目標を立てた。それは、オックスフォード大学の学生と誰よりも多くの会話をするということだ。イギリスの歴代首相54人のうち27人がオックスフォード大学出身という事実にも表されているように、名実ともに世界トップレベルの大学生と生活を共にできる日本人はそうはいない。それが、東京大学でも京都大学でもなく同志社大学なのである。この機会を生かせなければお金では換算できない価値を無駄にしてしまうことになると感じた。我々のメンバーの中には、国際高校出身者も多く私よりも英語が堪能であったが、そんなことは関係のないことだと自分を信じ込ませていた。それでは本題に戻ろう。私が、ホストをしたのは、レミーという私と同い年の男子学生である。彼とは昨年知り合っていたため、旧友に会うような不思議な感じを受けながらワンルームでの10日間の生活をはじめた。私はとにかく彼に日本を知ってほしくて、フリーの時間があれば、様々な観光地を共に訪れたり、日本食を堪能したりした。彼には何もかもが新鮮だったらしく、感嘆の声が随所で飛び出ており、こんなに美しい街を見たのは初めてだと言っていた。その言葉の真偽は正直わからないが、彼がよく言っていたのは現在、世界中の多くの都市は、アメリカ化してしまっているということだ。ヨーロッパはどこも同じような景色だし、中東や東南アジアでさえ街並みに個性を感じることが難しいのだという。私はこの、世界的にみて非常に特異で、個性溢れる街並みを守っていくことは日本の責務であると感じた。セーリングを通して見る彼らの姿も非常に新鮮だった。私はオックスフォードメンバーの一員として、彼らの練習のサポートを行ったが、出艇する前は非常に和気あいあいとしていた雰囲気が一転し、真剣な雰囲気に変わったのが印象的だった。レスキューボートに乗っていたメンバーは、ヨットに乗っているメンバーに細かいアドバイスを出す。それを目の当たりにできたことが学ぶことの多い非常に良い体験となった。オックスフォード大学とのレースでは勝利することができたが、その勝利以上に、彼らと一緒にヨットに乗ったという思い出を私は一生忘れることはないだろう。彼らとの刺激的な日々はあっという間だった。最終日はユニバーサルスタジオジャパンに行った。非常に楽しかったが、別れの時間が徐々に近づいているのを感じ、楽しさよりも少し切ない気持ちが上回っていた。その夜の最後の晩餐後、別れの挨拶とハグをするときに、オックスフォードのキャプテンであるルーシーが泣いていたから、それを見て私も少し涙をこぼしてしまった。最後にレミーが私に言ってくれた。「君より英語が上手なメンバーはいたかもしれないけど、君が一番僕たちに一生懸命話しかけてくれたし、君の気持ちは僕たち全員に伝わっている。だから僕たち全員が君のことを愛しているよ。」と。これは今回の交流において最大の収穫である、「人々が通じ合うための最も重要なのは心であり、言葉や、国籍、年齢、性別といったその他あらゆることは関係ない」ということが感じられた瞬間である。レミーとは、2ヶ月が過ぎた現在も連絡を取り合って、たまにスカイプで英語の指導をしてもらっている。近々イギリスへ行ってホームパーティを開いてもらうことが待ち遠しい。正直に言うと彼らと別れてからの日々には刺激が少ないと感じる。それが日常というものだから当たり前かもしれない。しかし、オックスフォード大学との交流は私の人生にきっかけを与えてくれたことに過ぎない。これで終わりじゃない。ここからがスタート。英語の勉強はもちろんのこと、あらゆるスキルを地道に高めて彼らに少しでも近づきたい。社会人になって、言わば日本代表として世界に飛び立つための準備を大学のうちから行う。今回の交流で学んだ。大切なのは気持ち、人間の根幹をなす部分だ。そこの部分を誰よりも強く持つ。そして、さらに成長した姿でまた彼らと世界のどこかで会いたい。

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2018/12/18 Tuesday

私は、昨年この交流でイギリスに行ったとき、日本との違いに強く衝撃を受けた。旅行で 行く海外とは違い、生活する場としてのイギリスは、違いが大きすぎて、とても居心地が 悪かった。 しかし、今回OXFORD大学の学生が日本に来て、10日間寝食をともにした結果、私が感 じた事は、日本人とほとんど変わらないじゃないかということだった。もちろん前回私が 感じた違う部分が無くなったわけではないが、それ以上に多くの共通点を見つけることが 出来た。 今回、このような結果を得られた理由は、1対1で10日間ずっと同じ学生とホームステ イできた事だと思う。前回は、2人の学生の部屋に前半と後半で引越しをし、かつ2人で 泊めてもらったので、それと比べると、向こうの学生1人と交流できた時間は単純に計算 して4倍あった。去年イギリスで部屋に泊まらせてもらったLucyが、今年私の家に泊まりにきたということもあり、私たちは急速に仲良くなる事ができた。次回開催の際も、さまざまな事情はあるとは思うが、是非1対1でのホームステイにしてほしいと思う。 私たちはさまざまな事柄について話したが、その中で大きな割合を占めていたのは、恋愛についてだった。帰り道が同じだった藤居とClaireと共に、毎日湖西線の中でとても盛り上がった。私たちは、お互いの理想や、悩みを簡単に共有する事ができたし、女子大学生の恋愛という点において、国や言葉の違いは特に問題にならなかった。せっかくイギリスからオックスフォードの学生が来ているのに、そんな話しかしていないのかと言われればそれまでだが、言語の壁があることを忘れるほど、夢中になって話すことが出来たのは、今思うと驚くべきことであり、非常に貴重な時間であった。今後、またLucyと話す時、あるいは、全く他の外国人と話す時も、「根本的にはそんなに変わらない」と思えた経験は自分の強みになると思う。

また、今回わたしは交流の責任者を務めた。交流メンバーに4回生が私しかおらず、選択肢が無く選ばれたという形であり、自信も自覚もなかなか持てないなか時間だけがせまっていき、部活の行事を1から作り上げる難しさを改めて知った。特にフェアウェルパーティーは準備が当日までかかり不安な部分は多かったが、様々な方々に助けてもらいなんとか無事に終えることができた。未熟な私に30周年目の交流の責任者という重大な役割を任せて下さり、また、支えて下さった皆様にこの場を借りてお礼を言わせて頂きます。ありがとうございました。

来年からは、どのような形になるかは分かりませんが、この交流に関わった一人のOGとして、これからの交流が40周年、50周年と継続するよう支援していきたいと思います。