同志社大学体育会ヨット部

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活動報告

活動報告

私は、実家が艇庫に近く、ホームステイの受け入れに都合が良いという単純な理由から今回の交流メンバーとなりました。しかし、交流を通して多くのことを学び、沢山の刺激を受けることができたので、参加できて良かったと強く感じています。

最初は満足に英語を話すこともできず、常に共に行動することに気まずさと窮屈さを感じることもありました。初日の車内ではペアの学生とお互いに無言だったことを覚えています。しかし、少しずつでも話してみると、ヨット部としての活動内容だけでなく食事や習慣、多岐に渡ってたくさんの違いがあることが分かりました。オックスフォードの学生は自国とは異なる日本の文化に積極的に取り組む姿勢を持っていて、知りたい、やってみたいという彼らの意欲には驚かされました。能動的に行動することはヨット部の活動でも非常に重要なものだと思います。いろんな情報を吸収し実践しようとする姿勢を、彼らと一緒に過ごすことで密に学んだ交流メンバーが、他の部員にも伝えていければと考えています。

また、人種も言語も違う学生と交流し、違いを受け入れて仲を深められたことは、今後のヨット部での生活にも活きてくると思います。ヨット部内では人種や言語、生活環境は同じですが、全員が全く同じ考え方を持っているわけではありません。共に共同生活を送るからこそ、意見がぶつかり合うこともあります。しかし、互いに違いを理解し合えば、より良い活動を生み出すことができ、更にヨット部を良くしていけるのではないでしょうか。オックスフォードの学生達には日本のような上下関係はなく、各々が自分の意見を持ち発言していました。下級生であると同時に上級生でもある三回生の私は、先輩方にただついていくのではなく、自分の意見を持ち、また下級生が意見を出しやすい部にしていきたいと感じました。オックスフォードとの交流期間は通常の合宿に参加できず別行動をしていたので、交流メンバーではない部員には負担をかけてしまいましたが、その分学んだ事をしっかりと還元していきたいと考えています。

遠く離れたイギリスのオックスフォード大学との交流は、事務的にも金銭的にも沢山の困難があると思います。しかし障害がある中で今回で30年という長い歴史が続いているのは、沢山の方々の御支援があるからだと感じています。これまで交流を続けるにあたって御協力頂いた方々への感謝と尊敬の念は計り知れません。有意義な経験を得たことに感謝すると共に、後輩にもオックスフォード大学との交流を通じて沢山のことを学んでもらうために、私自身も交流の継続に取り組みたいと思います。