同志社大学体育会ヨット部

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活動報告

活動報告

2018
12/18
Tuesday
2018/12/18 Tuesday

この度,オックスフォード大学との定期戦に際して,彼らのホストをさせていただきました。

10日間,T.X.(Tiarnan Finneyの通称です。)という私と同い年の19歳の学生と,一つ屋根の下で寝食を共にするなかで様々なことを感じることができました。初対面の人といきなり10日間を過ごすというだけでも,私にとってはなかなかハードなことでしたが,ましてそれが持っている言語も文化も異なる外国人であったのでなおさらでした。それでも,T.X.はとても優しく接してくれ,気も遣ってくれていたのでお互い気持ち良く過ごすことができました。コミュニケーションツールとして英語しかないなか,正直二割程度しか正確に聞き取ることはできませんでしたが,彼が分かりやすい単語に言い換えてくれたり,何度も言い直してくれたりと協力してくれたので,互いの国のことやヨットのこと,文化のことなど様々な会話を通してお互いの素性を深く知り合えることができたと思います。私が下宿生ということもあり,八畳一間という限られたスペースで過ごした濃密な10日間はとても有意義なものとなり,価値観を含め自分の人間的な面が大きく成長したことを実感しました。

生活を共にして,自由きままな行動をよく目にしましたが,それでもオックスフォードの全員がやるべきことはきっちり終わらせていました。将来設計もしっかり立てられていて,一見自由奔放そうに見えても常に先を見据えて行動していて見習うべき点を多々感じました。

国際交流という経験がほとんどなく,ただ漠然としたイメージでしかなかったですが,今回の機会を得て気づいたことは,結局人と人の関係であるということでした。表情,身ぶり手ぶりがあれば大枠は理解しあえるわけであり,時の経過とともに互いに気付き合う面も増えていくものでした。ただ,言語という壁は大きくありのままの思いを理解することはできませんでした。ニュアンスという言葉の概念的な要素をつかまないと会話の先には進めないということも新たな発見でした。全体を通して,今回の交流が自分の人生に多大な影響が与えられたと感じられる最高のものとなりました。

 今回の定期戦実施にあたり,同志社大学関係者の皆様,鯨会の皆様,同志社大学体育会ヨット部関係者の皆様にはとても感謝しています。ありがとうございました。