同志社大学体育会ヨット部

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ヨットレースとは

ヨットとは?

感性と体を使うスポーツです。自然相手のスポーツですから、他のスポーツほど身体能力を問われることはありません。むしろ、自然の変化を感じる感性が磨かれます。まさに、頭(感性)と体を使ったスポーツです。


よくボートとヨットを勘違いされますが、ヨットはボートのようにこぎません。ヨットは「風」で進むのです。このヨットの原動力である風の力を帆 (セール)で、推進力に変えることにより進む事が出来ます。後ろから風を受ける場合はヨットも水面に浮かんだ木の葉も同じように風下に進みます。では、なぜ風上に進む事が出来るのでしょうか?そこで例えを一つ挙げていうと、傘をさしていると、急にフワッと上へ持ち上がる事があります。これを揚力といい、飛行機が空を飛べるのも、ヨットが風上に進めるのも、この揚力のおかげなのです。興味のある方は、ぜひ一度艇庫に足を運んでみて下さい。



470級

470級

470級は、1963年、アンドレ・コルヌ氏が設計した2人乗りの競技用ディンギー(小さなヨット)で、全長が470cmであることからこの名前が付けられました。トラピーズあり、スピンあり、クルーワークが重要です。
体力よりもテクニックが重要であることから、日本を含めて世界中に普及し、1976年のモントリオール五輪からオリンピックに採用されました。1988年のソウルからは男女別のクラスになりました。
また、オリンピックや世界選手権といったレベルの高いレースだけでなく、初心者も安全で楽しく乗れるディンギーです。


欧米に比べて小柄な日本人に適した大きさのボートということで、初回のモントリオール五輪から日本が力を入れてきたクラスで、国内では国体の成年男子、実業団、学生選手権などに使われており、レース活動が大変盛んです。
その底辺の広さが、1979年の甲斐・小宮組、89年の堤・堤組という世界チャンピオンを生みました。
また、女子の重・木下組はバルセロナで5位、アトランタでは銀メダル、シドニーでは8位と3大会連続で入賞しました。
近年では、アテネオリンピックに吉迫、佐竹組が北京オリンピックには松永・上野組が出場し、松永・上野組は7位入賞という成績を残しました。



スナイプ級

SNIPE級は1931年にアメリカの William. F.Crosbyにより設計された、2人乗り競技用ヨットで、日本には1947年に初めて導入されました。その後、国民体育大会、高校選手権、大学選手権、実業団選手権の正式採用種目となり、国内で最も普及しているヨットの一つです。
複雑な艤装はなく、シンプルな構造になっているのが特長です。これにより、初心者でも短期間で操船技術を習得することが可能です。


スナイプ級

競技者の年齢層も15〜60歳と幅広く、長期間継続できるマリンスポーツとして親しまれています。
現在、国内では大学選手権以外にも、一般、女子、シニア、ジュニアのカテゴリーで全日本選手権が開催されており、各カテゴリーでの世界選手権も実施されています。また、次期オリンピック採用種目としても検討がなされており、今後ますます発展していくクラスとして注目されています。