【4月25日(日) スナイプ選考会】
お疲れ様です。3回生石谷です。
<レースブログ>
今回のレースは、スタートを第一戦で出る事とクルーとのコミュニケーションを増やし、自艇のスピード、他艇との関係、風の情報を常に把握しておく事を目標に臨みました。結果として、スタートでバウを出す事ができ、前集団と走る事で得られる経験も増え、今までのレース結果よりも良い順位を取る事が出来ました。しかしスタートを第一戦で出て上マークを前で回ることができても、その後のランニングや2上で順位を落としてしまうことも多々あり、タクティクスや帆走の面での新たな課題も見つかるなど学びのある2日間となりました。
クルーとのコミュニケーションに関しても、今、他艇の影響を受けない位置を走れているかやどっちに風が振れていてどの艇団が伸びているか、ブローを見て走らせ方のモードを変える必要があるのかなど、まだまだコミュニケーションの共有が足りていないので、日頃の練習から意識していきたいです。
また、コロナウイルスの影響が拡大している中、私達選手の為にレースを開催し、サポートしてくださった運営の方々に深く感謝する心を持ち、これからもヨットレースに精一杯、励みたいと思います。
<ヨット部の魅力>
私が考える同志社大学ヨット部の魅力は組織力にあると思います。
私は今までいろいろな組織に所属していましたが、日本一という高い目標を掲げているチームの一員になるのは初めてで、自分にとっては大きい挑戦でした。他との違いはその目標を達成しようとする意欲が全員にある事と計画の緻密さだと考えています。
インカレ最多優勝記録を持っていて今でも強豪と言われるのには、人間形成とインカレ総合優勝という明確な目的・目標が決まっていて、それを達成する為に三大原則を部員1人1人が徹底して練習に励んでいるところに秘訣があると思います。目標やルールがあるチームはよくありますが、それを監督やコーチ、スタッフの方々から言われてやらされている状態ではなく、自らの意思で目標を決め、それを全員が理解しているチームはあまり多くないと思います。
そして、勝つ為に必要なのはやはり練習量と質です。私達はその時間を確保する為に細かく段取りが組まれていて、その段取りを1分1秒絶対に遅れないようにしています。これは三大原則の1つである時間厳守です。掃除や艤装などの時間を自分達が集中して終わらせることのできる最短の時間設定にして、出来るだけ陸上での時間を減らし、海上での練習時間を増やしています。チーム全体で動いているので、自分だけが終わっていても誰か1人が遅れたら全体が遅れてしまうので、常に周りを見て、誰か遅れていないか、ミスはないかを確認し、できていない人にはどこが悪かったのかを指導します。チームをまとめるにはこういった厳しさが必要で、常に部員同士で話し合い、改善していきます。しかし、厳しいだけの部活ではなく、コロナがまだ流行っていなかった頃のオフの日や練習後には同期と旅行に行ったり、先輩と食事に行ったりして、楽しむことも欠かせません。
この部活は厳しさと楽しさのどちらも兼ね備えているため、組織力を強くさせ、より良い環境を作り上げているのだと思います。強豪と言われていますが、私が入部してからは目標であるインカレ総合優勝を達成できていません。まだまだ組織力に妥協や甘さがあるので、全員が当事者意識を持ち、チーム一丸となって成長できるように日々精進していきます。
<本日の活動内容>
本日470級は2-10m/sの風の中、投げアップ、マークラウンディング、帆走、コース練習を行いました。
それでは失礼します。
<来庫スタッフ>
清水監督
兵藤コーチ
中村コーチ
中岡コーチ
西村コーチ
松尾コーチ
<海上OB>
H5卒 吉岡氏
H30卒 山本氏
<来庫OB>
H27卒 垣野氏
R2卒 飯尾氏
※写真撮影時のみマスクを外しております。